中日ホームサービス 2008年5月17日版
幻の画家 丸井金猊(中日新聞 尾張かいわいこぼれ話)
中日新聞一宮総局 総局長 林寛子
一宮市・稲沢市で毎週土曜日に発行されている地元生活情報紙「中日ホームサービス」(...
一宮市・稲沢市で毎週土曜日に発行されている地元生活情報紙「中日ホームサービス」(...
特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」図録として、一宮市博物館が作成した56ページからなる丸井金猊作品集。
2008年、一宮市博物館で開催された特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」図録に掲載された金猊の孫の丸井隆人(Webデザイナー)による金猊の思い出話。『壁畫に集ふ』の下絵や他の遺作品が出てきたときのエピソードなどが綴られる。
2008年一宮市博物館開催の特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」図録に寄稿された金猊の甥の溝口泰信さん(画家・元福島県立美術館学芸員)の金猊論。学生時代、酒の入った金猊が語った小林古径や東山魁夷についての言及が綴られている。
2008年、一宮市博物館で開催された特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」図録に寄稿された山本陽子さん(明星大学 准教授 ※2008年当時)の金猊論最終章「天馬翔る」。美術史を学び始めたばかりの陽子さんが晩年の金猊と会われたときのエピソードが綴られる。
2008年、一宮市博物館で開催された特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」図録に寄稿された山本陽子さん(明星大学 准教授 ※2008年当時)の金猊論第四章「古今東西」。金猊の古美術、東西文化に対する視点とそれらを現代風に活かすデザイン感覚について語られる。
2008年、一宮市博物館で開催された特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」図録に寄稿された山本陽子さん(明星大学 准教授 ※2008年当時)の金猊論第三章「仏像のリボン」。法隆寺の百済観音以外の人物像の意匠や装飾具にも別の観音像からの引用があるのではないかと語られる。
2008年、一宮市博物館で開催された特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」図録に寄稿された山本陽子さん(明星大学 准教授 ※2008年当時)の金猊論第二章「百済観音のリニューアル」。法隆寺の百済観音を金猊がどのようにリニューアルしたかが語られる。
2008年、一宮市博物館で開催された特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」図録に寄稿された山本陽子さん(明星大学 准教授 ※2008年当時)の金猊論第一章「壁畫に集ふ」。「だまし絵」「画中画」「花をテーマにしたドレスのファッションショー」といった内容が語られる。
2008年、一宮市博物館で開催された特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」図録に寄稿された山本陽子さん(明星大学 准教授 ※2008年当時)の金猊論序文。「画家はその作品の中で、しばしば茶目っ気を発揮する。」で始まる。
金猊17回忌のときに実妹で俳人の佐藤八恵氏が金猊を「M教師」と呼んで詠んだもの。東宝劇場壁画『薫風』焼失の情報はここから取られている。
「古武士のような四角四面のM教師 叩けば名前通りの金属性の音がしそう」