芸工展2008「丸井金猊リソース ver3.0 #10」で谷中M類栖/1f までお越しいただいた皆様、大変ありがとうございました。前エントリーでご案内したように今年は4月末から約1ヶ月、愛知県の一宮市博物館で特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」が開催されました。展覧会図録や講演会では美術史家の山本陽子さんが金猊作品について触れられ、とりわけ屏風絵「*観音前の婚姻圖」についての作品分析が強く印象に残っています。そこで今年の芸工展は「*観音前の婚姻圖」をメインに据えた展示にしようと特別展開催中から考えていました。
Topics: 2008年
谷中界隈の地元で毎年秋に開催されている町ぐるみの展覧会「谷中芸工展」改め「芸工展2008」に谷中M類栖/1f は丸井金猊リソースの展示というかたちで参加します。
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芸工展2008 参加プロジェクト [B-30★]
丸井金猊リソース vol.10 〜知られざる日本画家 丸井金猊〜
日時:2008年10月18日(土)・19日(日) 14:00〜18:00
場所:谷中M類栖/1f(Google Map)
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Yanaka Geiko Exhibition 2008
Kingei MARUI Resources vol.10
October 18(sat) ~ 19(sun), 2008 14:00 ~ 18:00
Yanaka M-Louis.(R)/1f [B-30★]
谷中M類栖のエントリーでも書きましたが、谷中M類栖/1f での展示を始めるようになって付け始めた「丸井金猊リソース」シリーズのナンバリング(ver1.0〜)の表記を辞め、純粋にこれまでの金猊リソース展示機会を一から番号付け(vol.1〜)していくことにしました。
ver1.0〜のナンバリングは、何となく当時の Web2.0 とかそういう表現に乗っかっての、受け狙い的なもので特に深い意味もなく、強いて言えば、今後、谷中での展示機会が増えてきたとき、同一企画の展示で展示替えをしたときなどに小数点表示は使えるかな〜と思ってたのですが、それよりも今まで何回やったということがすぐわかるようになっていた方がよいと思い、カウント表記を急遽変更することにしました。
金猊が神奈川工業高校工芸図案科で教鞭をふるっていた頃の卒業生で、アートディレクターとして(それ以外でも)大変著名な浅葉克己氏ディレクションによる展覧会が7月19日(土)~9月23日(火・祝)まで六本木の21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)で開催中です。
金猊が授業でタイポグラフィに関して非常に厳しく指導していたという話は、神工卒業生の何人かの方から聞いてますが、そのタイポグラフィの世界観を「地球」規模で追究されたのが浅葉氏だと思われます。
また、以前に「ZUAN 圖案にて」のエントリーで紹介した神奈川工業高校卒業生を中心とした活動組織「ZUAN 圖案」が連動企画(?)で浅葉克己氏講演会「一日一図」を2008年8月10日(日) 14:00〜16:00に開催します。場所はインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京ミッドタウン・DESIGN HUB内)で、一般参加も可能とのこと(お申し込みはこちらから)。
デザイン関係者はもとより、地球上の「文字」に興味をお持ちの方は是非六本木まで!
一宮市博物館 特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」
丸井金猊(1909〜79)は、一宮市北方町に生まれた日本画家です。
東京美術学校(現東京藝術大学)に学び、和洋が入り混じった独特の画風を生みだし、戦前に東京では愛国生命保険(のち日本生命保険)壁画製作、東宝劇場階段ホール壁画製作(火災により焼失)など華々しい活躍をしました。しかし、戦争以後はほとんど創作に向かうことなく教育者として後進の育成指導にあたりました。
今までほとんど知られてこなかった地元出身の画家 丸井金猊の独特の美意識のもとで生み出された作品50点余を地元ではじめて展示します。魅力ある表現の数々をぜひお楽しみください。
【会 期】2008(平成20)年4月26日(土)〜6月1日(日)
【時 間】午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
【休館日】4月28日(月)・30日(水)、5月7日(水)・12日(月)・19日(月)・26日(月)
【料 金】大人500円、高・大学生300円、小・中学生200円
【会 場】一宮市博物館 〒491-0922 愛知県一宮市大和町妙興寺2390(Google Map)
【最寄り駅】名古屋より名鉄名古屋本線岐阜行きにて妙興寺駅下車南口より徒歩7分
東海道本線・尾張一宮駅からタクシーで行く方法もあります
【お問い合わせ先】0586-46-3215(一宮市博物館)
会期初日時点ではまだなかったのですが、5月4日の講演会の日に行ったときには名鉄・妙興寺駅南出口のところに特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」の看板が設置されていました。

本当は初日からしっかり掲載しておくべきだったのに、迂闊にもそのことにあまり考えが及ばず、大変遅ればせながら、私・m-louis と母・美鷹の一宮市博物館での会場滞在スケジュールを以下に掲載しておきます。会場で見掛けられましたら、お気軽にお声掛けください。
美鷹:4/26(土)、5/4(日)、5/5(月・祝)、5/13(火)〜18(日)、5/31(土)、6/1(日)
m-louis:4/26(土)、5/4(日)、5/5(月・祝)、5/18(日)、5/30(金)〜6/1(日)
※最後の3日間は妙興寺が最寄り駅のビジネスホテル「サカイ」に m-louis は宿泊。
※5/27(火) の予定が都合により行けなくなりました。
わきた・けんいちさんのBlog版「環境社会学/地域社会論 琵琶湖畔発」にて「特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」」のご紹介をいただきました(魚拓)。実は最初チラシ画像と冒頭一段落目の文章が掲載され、「(続きは後ほど)...」となっていたので、その時点でこちらで紹介すべきか迷っていたのですが、待っていて正解でした。
読売新聞 中部版にて「知られざる画家・金猊 特別展 来月1日まで」の見出しで金猊展のことが紹介されました。この記事は同社の Webサイトでもカラー写真付きでご覧いただけます(魚拓)。
木曽の清流に映え、心ふれあう躍動都市:一宮市(いちのみやし・ICHINOMIYA CITY)のトップページで特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」の情報が写真付きで紹介されています(魚拓)。
写真は代表作の屏風「壁畫に集ふ」の前に男女二名が立っていて、人が横に立つとその大きさがよくわかるはず。一宮市さん、ありがとうございます。

一宮市のケーブルテレビ放送・ICCチャンネル「人・まち・いちのみや」で丸井金猊展のことが紹介されました。実は孫も出てしまっていて結構恥ずかしいのですが、金猊の紹介としてはよくまとまってますので、是非ご覧ください(wmv: 6.5MB)。
ケーブル放送の方は5月5日〜11日まで市内の21ch・10ch・C150ch・地デジ12ch で放送されている模様です。誰か DVD 録画してくれないかな〜。
5月中、豊田合成・尾西工場の電光掲示板に特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」の告知情報が10分間隔くらいで、約40秒ほど流れされています。この尾西工場は東海道新幹線と名神高速道路から約300mくらいのところにあり、運が良ければ文字まで読むことができます。ちなみに場所は東海道新幹線に乗る場合は富士山側ではない方(A席)に座っていただき、名古屋を出て木曽川を渡る1km前くらいから注意して300m先を見てみてください(Google Map)。

4月26日(土) の特別展初日、中日新聞朝刊尾張版で「丸井金猊の画業に光〜きょうから地元・一宮で特別展」の見出しカラー写真付きで「いまあざやかに 丸井金猊展」が紹介されました。写真にはいつもお世話になっている一宮市博物館の学芸員さんが写っています(笑)
学芸員さんはふだん写ることないんですが‥‥と照れられてましたが、学芸員さんが写ってくださったおかげで、屏風の大きさ・スケール感は伝わりやすくなりました。
展覧会もいよいよ明日。そんな折、flickr contacts の sympathy ことシンパさんのブログで「いまあざやかに 丸井金猊展」のことをご紹介いただきました。ありがとうございます!
こちらも勝手にサイトキャプチャ画像(魚拓)を使わせていただきましたが(笑)
展示設営監修で一宮市博物館まで出掛けてきました。
非常に気持ちよい晴れ空のもと、北側入り口から博物館へと歩いていくと、博物館の屋根看板にゴシック書体で「いまあざやかに 丸井金猊展」4月26日〜6月1日の文字がばっちりと‥‥。
All About の エンタメ>日本画>知られざる日本画家シリーズ にて、ガイドの松原洋一さんに「いまあざやかに 丸井金猊展」のことをご紹介いただきました(魚拓)。某SNS をきっかけに掲載が決まったのですが、その決まってから記事掲載までのスピードには超驚かされました。それもそれほど情報のない中で、特に外したところもない記事を書かれる精度にも驚きです。
松原さん、ありがとうございました。
作品画像も「鷺圖」と「浴女」(+手長海老ディテール)の二点をしっかりと大きなサイズでご紹介いただいてます。田中一村の名前も引き合いに出されていて、プロデュースの方向性として一つの理想とするところでもあるので、その名前が並ぶこと自体、嬉しい限りです。
この度の一宮市博物館特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」開催にあたり、各卒業年度でチラシ配布の幹事となっていただける方を事前に募りたいと思っております。これまで数回、祖父の遺作展を開催して参りましたが、神工卒業生の皆様に情報が行き渡らずうちに展示期間が終わるということが多くありました。
幹事役をお引き受けくださる方おられましたら、このエントリーのコメント欄か、お問い合わせより、お名前、メールアドレス等連絡先をお書き添えの上、ご連絡いただけると幸いです。コメントについてはこちらで内容確認後の公開という形を取っておりますので、個人情報流出の心配はありません。公開希望とされない限り、コメントは非公開とさせていただきます。
県立神奈川工業高校の同窓会ホームページ「神奈川工業会」のニュース・お知らせページで「★丸井金蔵先生の作品展示会が一宮市博物館で開催。」(魚拓)というタイトルで今度の展覧会のことを紹介してもらえました。
神工卒業生への呼び掛けエントリーまでリンクしていただき、管理人さんに感謝!です。
東京で画廊関係者と会う用事があり、せっかくそのような機会に出来上がってるはずのチラシも持たずに会うのは勿体ないと思い、尾張一宮で途中下車して、博物館に寄ってきました。
すると、博物館の入り口には「いまあざやかに 丸井金猊展」の看板が掛けられ、展覧会が始まるというムードがしっかり漂ってました。聞くところによると、看板を見て入ってきてしまった方もおられたとか。上の写真は博物館北側入り口の駐車場に入る前のもの。妙興寺の入り口と隣接し、「無雙霊城」という石碑(9:50撮影)も建っていて、なかなか味わい深いスポットです。
神工昭和45年卒の卒業生 dokudami-soさんのブログ「どくだみ草」で、今度の祖父の遺作展のことが「皆さんぜひ行きませう」というエントリーで紹介されました。何日か前に実家の母から神工卒業生が3人、突如、谷中M類栖を訪れ、びっくりさせられたという話を聞いていたのだけど、どうやらそれはこの取材「丸井先生のギャラリー取材1」だったようです。こちらもびっくり、玄関先で母が写ってます(汗)
浅葉克己氏の発案により2007年3月初旬に発足した神奈川工業高校卒業生を中心とした活動組織「ZUAN 圖案」のニュースページで、「故丸井金猊先生の遺作展のご案内」(魚拓)という形で今度の展覧会のことが紹介されました。Web Magazine 11号でも別の作品画像と共に紹介されています。それにしても「Zuan. 圖案」と書かれたトップページのロゴ、超カッコイイです。
広報一宮ばかりか、隣市・稲沢市の広報いなざわ・2008年4月1日号でも特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」の紹介をしていただきました。P.28(PDF: 381KB)の「となりまち探検」のコンテンツで、たいへんありがたい話です。
2008年1月末に出荷開始された Movable Type 4.1 の状況確認のため、kingei.org のサーバを使って色々試していたら、汎用テンプレートセットでもそこそこのサイトが仕上げられそうだということがわかり、放置したまま、かねてより何とかせねばと思っていた丸井金猊の公式サイトを、試用段階のβ版のままリリースしてしまうことにした。
リリースを急ぎたい理由は別にもあるのだが、それはまた4月以降にお知らせします。
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一宮市博物館の屋根看板に
幻の画家 丸井金猊(中日ホームサービス)
*聖徳太子二童子像
The dead of night