一宮市博物館 特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」
丸井金猊(1909〜79)は、一宮市北方町に生まれた日本画家です。
東京美術学校(現東京藝術大学)に学び、和洋が入り混じった独特の画風を生みだし、戦前に東京では愛国生命保険(のち日本生命保険)壁画製作、東宝劇場階段ホール壁画製作(火災により焼失)など華々しい活躍をしました。しかし、戦争以後はほとんど創作に向かうことなく教育者として後進の育成指導にあたりました。
今までほとんど知られてこなかった地元出身の画家 丸井金猊の独特の美意識のもとで生み出された作品50点余を地元ではじめて展示します。魅力ある表現の数々をぜひお楽しみください。
【会 期】2008(平成20)年4月26日(土)〜6月1日(日)
【時 間】午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
【休館日】4月28日(月)・30日(水)、5月7日(水)・12日(月)・19日(月)・26日(月)
【料 金】大人500円、高・大学生300円、小・中学生200円
【会 場】一宮市博物館 〒491-0922 愛知県一宮市大和町妙興寺2390(Google Map)
【最寄り駅】名古屋より名鉄名古屋本線岐阜行きにて妙興寺駅下車南口より徒歩7分
東海道本線・尾張一宮駅からタクシーで行く方法もあります
【お問い合わせ先】0586-46-3215(一宮市博物館)
期間中の催し物
●講演会
【日 時】2008(平成20)年5月4日(日) 午後2時~
【演 題】「美術の遺伝子」
【講 師】山本陽子(明星大学准教授)・丸井隆人(Webデザイナー、大阪大学非常勤講師)
【会 場】妙興寺公民館
【定 員】100名(先着順・無料)
●ギャラリートーク
【日 時】2008(平成20)年5月10日(土)・5月18日(日) いずれも午後2時
【内 容】学芸員による展示解説・入館者対象(※他の日でも個人解説をお願いできます)
⇒ 一宮市博物館 公式サイト内情報掲載ページ
⇒ 神工卒業生の皆様へのお願い
⇒ ギャラリートークについて
⇒ 会場滞在スケジュール
紹介記事
⇒ All About - 知られざる日本画家シリーズ:いまあざやかに 丸井金猊展(2008.04.21)
⇒ 中日新聞 尾張版:丸井金猊の画業に光(2008.04.26)
⇒ 中日新聞 尾張版:画家・丸井金猊こんな人(2008.05.05)
⇒ 読売新聞 中部版:知られざる画家・金猊 特別展 来月1日まで(2008.05.16)
⇒ 中日新聞 愛知版:丸井金猊特別展 遺族が会場訪問(2008.05.19)
丸井金猊(まるいきんげい)
1909年(明治42年)愛知県葉栗郡北方村大字中島(現一宮市北方町)に出生。本名 丸井金蔵。
1928年愛知県立工業高校卒業。1933年東京美術学校(現東京藝術大学)日本画科卒業。1935年同校研究科終了。私立川村女学院、埼玉県立浦和第一高等女学校教諭を経て、1947年東京美術学校工藝科講師。1948年より以後20年以上にわたって神奈川県立工業高校工芸図案科(のち産業デザイン科)教諭を務めました。
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