丸井金猊作品は大きく四つの時期（ジャンル）に区分して捉えることができます。

Early's Artworks - 初期習作 -（タイトル一覧 - 画像一覧）
愛知工業高校〜東京美術学校時代の模写・写生を中心とした習作時期。

Activity's Artworks - 活動期作品 -（タイトル一覧 - 画像一覧）
美校在学中から美術展出品および賞を受賞し、東宝劇場の階段壁画等多くの実作を手掛けた活動期。しかし、時代は戦争へと暗転。親族の死も相次ぎ、生活に困窮して教職を求め、一旦絵筆を置くことになります。

Design Artworks - 工芸図案 -（タイトル一覧 - 画像一覧）
県立神奈川工業高校工芸図案科教師時代。学校でデザインを教える傍ら、実生活でも家具やポストカード、ポスターなどの創作物を残しました。ここでは創作時期を問わず、装幀などのデザインワークも紹介します。

Later's Artworks - 晩年 -（タイトル一覧 - 画像一覧）
神工退職後、再び絵筆を握り始めた晩年。「死ぬ前に一度個展を」と夢を抱きましたが、病気がちで思い通りの創作活動はできず、69歳でこの世を去りました。

タイトル前に「 * 」マークの付いている作品について
丸井金猊本人は自作整理をすることなく亡くなっていて、ほとんどの作品がタイトル不明の状態となっています。そこで遺族側で作品分類をしやすくするために、タイトル不明のすべての作品に仮タイトルを設定しました。
原則として仮タイトル冒頭には「 * 」マークが付いていますので、正式タイトルとの見分けはそのマークの有無でご判断ください。
また、タイトル以外でも「 * 」マーク付きの情報は基本的に情報が不確かだとお考えください。

植物写生の仮タイトルについて
遺族側が植物名に不案内なため、植物写生の作品に付けられた仮タイトルとその植物の名前が一致しない可能性も考えられます。そのような誤りにお気づきの場合、該当する作品エントリーのコメントか、Contact us よりご指摘いただけると助かります。

英語タイトルについて
日本語タイトル下の英語タイトルは、正式タイトル、仮タイトル共にすべて遺族側で直訳したものです。
誤訳の可能性もありますので、間違いに気づかれた場合、該当する作品エントリーのコメントか、Contact us よりご指摘いただけると助かります。

作品ナンバーとその状態について
作品の個別エントリーでは「No.001, D」といった具合に作品ナンバーと作品の状態を A〜E の間で評価した情報がタイトル下に記されています。
作品ナンバーについては原則制作年順としていますが、後から発見された作品などが加わったため、それらは制作年数に合わせて番号をずらすのではなく、続き番号の後に追加する形を取りました。そのため、完全な制作年順の並びにはなっていません。
また、一宮市博物館特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」で作成された図録の作品番号とも一致していません。
また、作品の状態の評価については、あくまで芸術作品としての質ではなく、作品の材質・表装といった側面からの評価になっています。

画像の拡大表示について
個別作品の画像およびサムネイル画像はクリックすると flickr という写真共有サイトに接続することになっています。flickr 登録ユーザは、無料登録の場合は最大1024pxまでの拡大画像が、有料登録の場合はアップロードしたオリジナルサイズの画像を閲覧することができますので、是非登録してご利用ください（非登録ユーザは最大500pxまでの画像しか見られません）。
また、kingei works ではサムネイル画像一覧やスライドショーを見ることもできます。