衣-2
1933(昭和8)年頃 23歳頃
色紙・着彩, 額 27.1×24.2cm
谷中M類栖/1f(東京都台東区)
Buddhist Monk's Robe-2
maybe, about 1933, 23 years old
color on paper, square paperboard 27.1×24.2cm
Yanaka M-Louis.(R)/1f, TOKYO
1933(昭和8)年頃 23歳頃
色紙・着彩, 額 27.1×24.2cm
谷中M類栖/1f(東京都台東区)
maybe, about 1933, 23 years old
color on paper, square paperboard 27.1×24.2cm
Yanaka M-Louis.(R)/1f, TOKYO
「金臣」の署名と「丸井金臣」の落款から東京美術学校時代に描いたと思われる色紙絵。
色紙の裏面に「衣-2」とあり、それをタイトルとしたが、「衣-1」「衣-2」「衣-4」はあるものの、「衣-3」が見当たらない。
2008年一宮市博物館 特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」図録に寄稿された山本陽子さん「丸井金猊と古美術の学習─画家の茶目っ気─」第四章「古今東西」で、この色紙絵3作に対して次のような解説がされている。
しかし金猊の東京美術学校(現東京藝術大学)時代の習作を見ていると、どうやら謎が解けてくる。衣のひだを写生したものが、たくさんあるのだ。実際の布を
衣桁 に掛けて描いたらしいものもあれば、法隆寺金堂釈迦三尊の台座に掛かるものや、仏像の天衣 の一部をスケッチしたらしい、木や金属のような硬い材質感のものもある。どうしてこんなものをと思うほど、金猊は仏像の天衣の写生を繰り返している。