「薫風」塗り絵ワークショップ続く

芸工展2014レポートと一部内容重複しますが、開始間もなく挫折したものの、展示終了後も継続できそうな企画のため、単独記事としてもエントリーしておきます。

-- 以下流用箇所 ----

■金猊馬考「薫風」塗り絵ワークショップ

今年から芸工展の申込形式が変わり、当初は公募的ニュアンスの感じられるものだったため、企画をより確実に通す目的で交流要素の強いワークショップも行う趣旨の企画書を提出しました。

『薫風』塗り絵ワークショップ用紙その流れで準備したのが、焼失した『薫風』が実際にどんな色だったのか想像してみよう(あるいは好きな色に塗ってみよう)という塗り絵ワークショップだったのですが、これが下絵から線起こしするのも一苦労ならば、塗り絵するのも大苦労と自分でやってみても一日がかりの作業となってしまうため、いくら長居歓迎の展示空間とはいえ、ちょっと無理があるなと思い、断念しました(→白薫風PDF)。

しかし、それでも半宿題としてやってきてくれた粋狂なお客様もいらっしゃるので、ここで私のお試しサンプル塗り絵と合わせてご紹介いたします。

コレッテさんの「薫風」塗り絵 yamaさんの「薫風」塗り絵 M類の「薫風」塗り絵

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以上、断念経緯とそれでも現れたチャレンジャーの力作について触れましたが、会期が終わってからハタと気づいたのが、何も一人に全部描いてもらわなくても、一人にちょっとずつ色を加えてもらって共同作業として完成させるというのでも良かったなということでした。あるいは代わりに行った人気馬決定戦のリサーチ志向ではないですが、男女別に描いてもらうというのでも面白かったかもしれません。複数が手を加えると分裂気味の仕上がりになるとは思いますが、それはそれで面白いし、多少セーブするならば一人一色までという風にすればまとまりは出てきていたのかもしれません。ともあれそれに気づいたのは会期終了後だったので後の祭り。

その代わり、Facebookで結果報告したら、挑戦してみたいと手を上げてくださる方が何人かいて、塗り絵ワークショップは継続することにしました。これからでも試してみたいという方は是非お問い合わせフォームから住所宛名ご明記の上、ご一報ください。用紙をお送りいたします。

作品は随時このページと「作品紹介 - 薫風」ページでも掲載していく予定です。

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