洋蘭図
1978(昭和53)年 68歳
紙・着彩, 額 90.8×65.0cm
谷中Ｍ類栖/1f（東京都台東区）
Orchid of a Western Kind
1978, 68 years old
color on paper, framed 90.8×65.0cm
Yanaka M-Louis.(R)/1f, TOKYO
長女・美鷹の買ってきた洋蘭に触発されて描き出したと思われる。
幼き m-louis.® も金猊がこの洋蘭を描いていたときの記憶はしっかりあって、後年、金猊が亡くなってからもこの花瓶が殊のほか大切なもののように思えていた。
美術評論家の椹木野衣氏はこの絵のことを非常に面白がってくださり、当時は意外に思っていたのだが、2008年以降、晩年作品の面白さがようやく見え始め、氏の面白がりも不思議ではなくなった。
展示履歴
- 1997年 丸井金猊とその周辺の人たち展（三鷹市美術ギャラリー）
- 1999年 丸井金猊作品展〜「閉ざされた成熟」のなかで（TOKYO MARINE GALLERY）
- 2008年 いまあざやかに 丸井金猊展（一宮市博物館）
- 2009年 芸工展 丸井金猊「生誕百年」展（谷中Ｍ類栖/1f）
関連リンク
Wikipedia: 洋ラン