芸工展2014「金猊馬考」展では展示準備に向けての発見や考えを書き落としていく予定です。
所蔵者目線のゆる〜いテキストですが、脚註は展示にも活かせるよう充実させるつもりです。
PDF版(1MB/3ページ)も用意しましたので、紙好きな方はダウンロードしてご覧ください。
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はじめに
2014年の谷中M類栖・芸工展企画「金猊馬考」は至って他愛もないことをきっかけにしている。
丙午生まれで馬好きの友人がいて、次の午年には金猊が描いた馬の絵ばかりの展示をするので、是非遊びに来ないかと前から誘っていた。その友人が馬に釣られて果たして来てくれるか?
それはともかく十二支のうちで丸井金猊が谷中M類栖/1fの展示空間を埋められる数の絵を描いていたのは午(馬)だけなのである。