2015年 小学館『日本美術全集』第18巻
解説48『壁畫に集ふ』丸井金猊 谷中M類栖 東京
藤井素彦(新潟市美術館学芸員)
丸井金猊(1909〜79)は1933(昭和8)年、東京美術学校(現在の東京藝術大学)日本画科を卒業、1935(昭和10)年に同研究科を修了。同期の杉山寧(1909〜93)らとの「八年会」の集いは長く続いたというが、主任教授の結城素明など...
丸井金猊(1909〜79)は1933(昭和8)年、東京美術学校(現在の東京藝術大学)日本画科を卒業、1935(昭和10)年に同研究科を修了。同期の杉山寧(1909〜93)らとの「八年会」の集いは長く続いたというが、主任教授の結城素明など...
2008年一宮市博物館開催の特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」図録に寄稿された金猊の甥の溝口泰信さん(画家・元福島県立美術館学芸員)の金猊論。学生時代、酒の入った金猊が語った小林古径や東山魁夷についての言及が綴られている。
2008年、一宮市博物館で開催された特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」図録に寄稿された山本陽子さん(明星大学 准教授 ※2008年当時)の金猊論最終章「天馬翔る」。美術史を学び始めたばかりの陽子さんが晩年の金猊と会われたときのエピソードが綴られる。
2008年、一宮市博物館で開催された特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」図録に寄稿された山本陽子さん(明星大学 准教授 ※2008年当時)の金猊論第四章「古今東西」。金猊の古美術、東西文化に対する視点とそれらを現代風に活かすデザイン感覚について語られる。
2008年、一宮市博物館で開催された特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」図録に寄稿された山本陽子さん(明星大学 准教授 ※2008年当時)の金猊論第三章「仏像のリボン」。法隆寺の百済観音以外の人物像の意匠や装飾具にも別の観音像からの引用があるのではないかと語られる。
2008年、一宮市博物館で開催された特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」図録に寄稿された山本陽子さん(明星大学 准教授 ※2008年当時)の金猊論第二章「百済観音のリニューアル」。法隆寺の百済観音を金猊がどのようにリニューアルしたかが語られる。
2008年、一宮市博物館で開催された特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」図録に寄稿された山本陽子さん(明星大学 准教授 ※2008年当時)の金猊論第一章「壁畫に集ふ」。「だまし絵」「画中画」「花をテーマにしたドレスのファッションショー」といった内容が語られる。
2008年、一宮市博物館で開催された特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」図録に寄稿された山本陽子さん(明星大学 准教授 ※2008年当時)の金猊論序文。「画家はその作品の中で、しばしば茶目っ気を発揮する。」で始まる。
東京美術学校日本画科同期生(八年会)で、最後の生き証人となった吉原正道さんのメッセージ。
金猊の神工教師時代に銀座・資生堂見学の手配を頼まれ、一日付き合ったときのエピソードが語られる。